人生が100倍楽しくなる 名前セラピー 本を読んでの感想 

人生が100倍楽しくなる 名前セラピー
人生が100倍楽しくなる 名前セラピー ひすい こたろう 山下 弘司毎日コミュニケーションズ 2009-07-24
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☆<本の感想>

自分の名前から、「自分の使命」や生まれてきた意味を読み解くというかなりレアな本です^^久々に深い話に触れた本でした。

以前から言葉の大切さは感じていたけれど、最近、「名前」というものにはまってます。というのも、名前には「自分が相手のために何ができるのか」が書かれているという話を聞きました。つまり、そこに自分の使命。ルーツがあるということです。

「名前」の不思議な点として、まず、自分でつけていない。自分のものなのに、自分が使うより、人から呼ばれることの方が圧倒的に多い=名前は人のためにあるということがいえそうだと。

また、その子が幸せになってほしいという親の「祈り」がこめられている点。自分が、生まれてからずっと呼ばれてきたものであり、自分が死んでからも残るものであること。

モテない人の共通点として、自分の名前と親が嫌いという共通点があるそうです。名前が嫌い=親を受け入れてない=自分を受け入れてない といえそうだとのことでした。

有名な『千と千尋の神隠し』では、名前を奪われた千に、ハクという少年が、「ここから出ないといけない。お前のいる場所はここではない」と言うシーンがありますが、脱出するには、自分の名前を思い出さないといけない。それはなぜか?それは、名前にその人の生きる役割、使命が書かれているからだそうです。

そういえば、この本を読んで、霊視相談をしていらっしゃる方が以前、話をしていた話を思い出しました。「なんかね、今まで何千人と人の運命をみてきたけど、どうも、その人の名前と人生が関係しているみたいなのよねぇ。これは最近気づいたことなの」こんな話をポツリと話してみえたんですが、この本を読んで、たしかにそうなのかもしれないなあと妙に納得してしまいました。

名前の意味を探る上で、漢字の意味から探るものと、ひらがな50音 1字から探る方法があります。この場合、氏ではなく、名の方のみをみるようです。

例えば、自分の場合、名前の最初が「け」なので、「け」の一字の意味についてみていくと、「け」は「餉」?と書き、「食べ物」を表すことから、「成長に必要なものを与える」ということになるそうです。さらに、体の成長に必要な食事や、心の成長に必要な言葉を与える役割をもつ意味になるそうです。さらに、焦点を絞り、「食事」についてみていくと、
「食事」の意味の中で一番大切なことは、体にいい食べ物を食べることはもちろんですが、家族で囲む食卓=「一緒に食べること」これが1番大事なこと。さらに深く読み解くと、一緒に食べると言うことは、子どもにとって、仲間がいる。私は一人ではないという実感につながる大事なこと。というふうにここまで、深く読み解くことができます。ここまでが「け」の意味することです。たった1字で・・・・スゴイあせあせ(飛び散る汗)

50音を、読み解いていくと、50個、1文字1文字にものすごく深い意味があることが分かりました。おもしろいです。自分が相手に対してできることがあるっていうことは、裏を返せば、誰もが必要とされてこの世界に生まれてきたっていうことですもんね。

自分の使命や才能が分からないという方へ、名前という視点から、自分の使命や才能を探ってみるのもおもしろいと思います。この本を読み終える頃にはきっと今よりも自分の名前が好きになっているでしょう。名前こそ愛された証なのですから。
これから、子どもの名前をつけるお父さん、お母さんにもこの本はおすすめの1冊です。