人生色々なことが起こるけれど、つらいことがあった時、心が曇っているとき、そんな時、読み返すマンガがあります。
それが、これ。『ドラえもん おばあちゃんの思い出』というマンガ。
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このマンガを読むと、人にとって何が大事なのか、改めて考えさせられるし、なによりこの本を読むだけで心が洗われます。だから何度も何度も心が落ちた時に読み返しています^^;
とても有名なお話なので、見たこともある方も多いと思います。今までに色んなマンガを読んできましたが、国民的なマンガであるにも関わらず、
ここまでクオリティの高いストーリーはなかなかないなと、この年齢になってもそう思います。
この話、初めて読んだのは20年くらい前で、小学校の頃友達の家で、読んで泣いたのを覚えています。
この話、のび太が、昔大事にしていたクマのぬいぐるみをたまたま見つけたのがきっかけで、
幼稚園の頃に亡くなってしまったおばあちゃんの事を思い出して、
「ひと目だけ見たい」ってタイムマシーンで会いにいくんですよね。
でも、幼稚園の頃ののび太は、おばあちゃんにわがまま言いっぱなしで、それを見て、のび太は落ち込みます。
最後の場面で「信じてもらえないかもしれないけど、僕のび太です」って言ったとき、
信じてくれるんですよね、おばあちゃんは。
「驚かないの？」って逆にびっくりするのび太に「のびちゃんのことをうたがうものですか」って言って。
この一言が、この話のすべてだと思います。
無償の愛。与える愛なのです。
のび太が泣きながら「ボク、おばあちゃんに、会いたくて来たんだよ」という言葉も胸に響きます。
クマが見守ってくれていますね^^
おばあちゃんは、もういない寂しさと。でも、のび太はとても大事なものを
もらっていますね。それが無償の愛情なのです。
この話以外でも、のび太とおばあちゃんは、大事な約束しています。
転んで泣いてばかりいるのび太に、
「ダルマさんみたいに転んでも一人でおきれる強い子になってくれると、
おばあちゃん、とっても安心なんだけどな」って伝えるんですが、
幼稚園ののび太はおばあちゃんに「僕ダルマになる」とはっきり約束します。
この約束をした年に、おばあちゃんは亡くなってしまうのですが、
この約束って、のび太にとって、
この先の色んな困難を乗り越えるためのすごい力になってますよね。
いつでも守ってくれてるような。
この、おばあちゃん関係の話。なんというか人間として1番大事なこといってる話だと大人になった今でも思います。
こういう話があるからドラえもんってすごいなって。
自分にも祖母はいますが、今、会えるこの瞬間っていうのは、
自分が思っている以上にかけがえのないものなんでしょうね。
僕たちの世界にはタイムマシーンなんて、ないのだから。
だから、後悔のないように、関われる「今」に思いを込めなきゃだめなんでしょうね。
分かっているんですが、なかなか実践できなくて・・。
この話を読むたびに、そう思います。
会うことのできる今、「ありがとう」を伝えたいし、いっぱい話もしたい。
大事なおばあちゃんなのです。
このお話と同じように私自身もまた、祖母に本当に多くの愛情を注いでもらってきました。
足が悪いのに、いつも実家に帰ると、帰りに外に出て見送ってくれていました。
家族が、もういいのにって、止めても、「いいんじゃ、見送りたいんじゃ」って、
いつも僕を見送ってれます。
今、93歳になる祖母。
自分にできることは、なんなのかなってよく考えます。
自分は、しっかり自分の人生を歩けているのかな。
できる限り、祖母に会いにいくこと、顔を見せること。
祖母から受け取った愛情を、また目の前の、別の誰かに返していくこと。
多くの人に愛情を注いでいくこと。
そんな生き方をしていきたいなと思っています。
自分をいつも支えているコトバ。
「けん、大丈夫やぞ」という言葉。
しっかり自分の道を生きていきたいなと思います。
おばあちゃん、これからも元気で長生きしてね^^
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“『ドラえもん おばあちゃんとの思い出』を読んでの感想（タイムマシーンと無償の愛）” への1件のフィードバック