後悔しない生き方とは?~自分の道を吉田松陰から学ぶ~

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)今日は、何かに迷っている時、一歩を踏み出せない時、
そんなお悩みの方にお伝えしたい本の紹介です!

人生を生きる上で、1つ大きく大事なこと。

それは、「本気で自分の人生を生きているのか?」という1点に尽きると思います。

「自分は人生で何を大事にしているのか?」

そこをちゃんと語れる人というのは、やはり生きる上で「強い」です。

これまで、ゆくりはねっとでも、その1点の大事さをお伝えしてみましたが、

最近、吉田松陰の超訳本『覚悟の磨き方』を読んで、色々と考えさせられました。

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)

2014-01-26_00h15_13吉田松陰とは、どんな人物だったのか?

少し復習です^^(いちおう僕、普段は、歴史の先生をしております 笑)

 

時代は、1853年の幕末までさかのぼります。

当時、鎖国をしていた日本にアメリカからペリー提督率いる黒船が来襲したんですね。

圧倒的な、戦力を持ったアメリカの黒船に対して、
日本はもうおしまいだと、誰もが不安にいる中、

若干25歳の、吉田松陰は「日本にとって、今何が一番大事なのか」を考え、すぐさま思い切った行動に出ます。

 

 

黒船に乗り込み、「自分をアメリカに連れて行ってくれ、学ばせてくれ」と。

その、覚悟と、好奇心の異常さを前に、当時のアメリカ人は、
この日本という国はこれまで、支配してきた他の国とは違う。

やばいぞこの国はと感じたのでした。

 

これまでは、圧倒的な力をみせれば、他の国は降伏してきたのに、
この日本という国は、それで終わらない。

 

敵からも学ぶ。転んでもタダでは起きない。

 

もう、これ悟空の発想ですよ^^;

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松陰以外にも、「俺も黒船欲しい」と考えた坂本龍馬や

「おれらにも黒船を作れるんじゃね?」と考えた

当時の日本には、常識に囚われない自由な発想ができる日本人がいました。

 

すごいですよね^^ 当時の日本・・・。

 

結果的に、この密航は失敗に終わり、鎖国をしていた当時の日本では大罪ですので、
松陰は、江戸から故郷の長州藩(山口県)萩の牢獄へ送られました。

 

ここでも、松陰は、生きる希望を失っている囚人達に、親身にせっしたり、
牢獄の中で授業も行っちゃいます。その内容のおもしろさに、

惹かれて看守の人も松陰の授業を聴きに来たといいいます。

 

仮釈放されると、松陰は松下村という村で、小さな寺子屋を作ります。

松陰先生の作った小さな寺子屋。

それが、「松下村塾」です。

 

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十畳と八畳の二間しかない小さな寺子屋で、
わずか2年半という期間、ここで松陰は授業をします。

 

この松下村塾には身分に関係なく、子ども達が通ってきたといいます。

そして入塾の契機も一様ではなかったそうです。

紹介者によるものもあれば、父兄に頼まれたものもいる。

そして月謝とか会費のようなものも自由で、決まった額も示されていなかったとのこと。

入塾を希望する生徒には「教えるということはできませんが、ともに勉強しましょう」と。

一般の人が避けて通るような人であっても決して差別の目で見なかった。
逆にごちそうになったっということも別の本で語られています。

 

通学するものも多かったが、泊まりこんでゆくものもあったそうです。

 

結果的に、松陰は、「安政の大獄」で捕まり、処刑されましたが、

この松下村塾を出た、教え子たちが、史上最大の改革である、あの【明治維新】を起こします。

革命家の高杉晋作や、初代内閣総理大臣の伊藤博文を始め、
後の日本を変える名だたる人物がこの小さな塾から巣立っていきます。

 

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少し、長くなりましたが、吉田松陰という人物を簡単に紹介しました^^;

 

実は、僕には大きな夢があります。

それは、自分で寺子屋を作るということ。

「生きるということをちゃんと学べる学校を創る」ということです。

 

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学校に変わるもう1つの学校を自分もいつか将来作りたいと思っています。

何のために勉強するのか。人生においてどういうことが大事なのか。

それをきちんと伝えれる大人になること。

もらってきた愛情を今度は周りの人に返すこと。

 

 

僕は、自分の残りの命はそういう使い方をしたいと思っています。

それを、叶える場所が、僕にとっては、学校という場所や、
この心のホットライン ゆくりはねっと であったりします。

 

松陰先生が創った寺子屋(松下村塾)の特徴として、

・彼は、生徒を友達のように扱った。

・とにかく叱らない。褒めて育てる、その子の才能、長所を伸ばす教育をしていたということ。

 

が、挙げられます。

松陰には独自の哲学・思想があったようです。

 

それは、

性善説(すべての人間は神の性質を持っている)
というもの。

 

生徒の悪い所ではなく、良いところに目を向けていたのです。

 

また、この松下村塾という場所は、
単に読み書きを習う所ではなくて、
この塾では身の処し方のようなところにまで議論が及び、

その中で門弟の間における同志的結合のようなものまで生じていた。
そして、それが身分や格式を超えた所にまで進んでいたと、別の文献に書かれていました。

 

彼は、「人生をどう生きるべきか」そこをきっと生徒たちに教えていたのだと思います。

 

 

僕は今、NPOで不登校や高校中退者の子達と関わっていますが、
彼らに何を伝え、どんな教育をしていけばよいか、松陰先生から学ぶことは多いです。

 

この本は、超訳本なので、どこまでが松陰先生の真実を語っているのかは、
分かりませんが、少なくとも現代を生きる僕たちに、訴えてくる「熱い何か」は感じられました。

それは、今の僕たちの悩みを解決するヒントになるのではとも感じます。

 

少し、紹介すると、こんなことが書かれています。

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ワクワクと愛との関係

心からやりたいと思うことはなんでしょうか。 それを「やりたい」と思うのはなぜでしょうか。 自分の欲求をとことんまで追求すれば、 皆、同じところに行き着きます。 「自分は自分ことを愛している。それと同じくらい、皆のことも愛している」ということに。その性質は、天とか神様が作ったもの・。天とか神様というのは、もともと愛が好きなんですね。

以前、ゆくりはねっとの記事でも同じことを伝えていましたね^^

【過去記事】

自分のやりたいことの見つけ方と、実現させる方法(ワクワクを選ぶこと)

 

「ワクワク」とは、本来の自分自身が1番出せている時の波動の状態でもあります。

 

その状態は、自分を愛している状態であり、そして、それは、他人に奉仕できる形であるはずですから、
与える愛、つまり無償の愛に変わることも理解いただけるはずです^^

 

パラパラとページをめくっていると、「お!」と思った言葉と出会いました。

死について ~小さな肉体 無限の心~

この肉体は自分、かつ一時的なものであり、 この心は宇宙、かつ永遠のものである。 というのが、私の考えです。 ですから、自分の肉体を誰かのために使っている人は、いつもいきいきと輝いていますし、 反対に、自分の心を、自分の都合に振り回されている人は、いつも暗い感じがいたします。 いつか肉体が消失したとしても、 まっすぐに生きた心は滅びません。 未来永劫、人々の心の中で生き続けるのです。

 

自分が処刑されるとき松陰は、付添人に対して「今日もまたご苦労でございます」と優しく言葉をかけたそうです。

 

首切りの役人も「これほど最後の立派だった人は見たことがない」と話ししたそうですが、

死についての松陰の考えも、この一文から読み解くことができます。

そして、極めつけは、この文。

 

「他人から馬鹿にされたくない。 皆そればかり気にするものです。 家がおんぼろだとか、服が時代遅れだとか、 ろくなものを食べていないとか、 しかし、人はあやういものです。 生きているときは生きていますが、 死ぬときは、もう死んでいるわけです。 今日はお金があっても、明日は一文無しかもしれませんし、 今日は皆から愛されていても、 明日は皆の心が離れているかもしれません。 ですから、私が大事だと思うのは、 ただ『自分はどう生きたいか?』 その方針に従って生活することなんです。」

 

大事なのは、自分自身の心なのだと。

 

「武士」というのは、何に対して自分は命を注ぐかを明確にもっています。

 

自分は何に生きるのか。

 

僕たちは、もっと真剣に考えていく必要があると思うのです。

 

 

僕は思います。

 

自分らしく生きているとき、僕たちには目に見える大きなプレゼントがあります。

 

それは、自分の目の前にいる人々です。

 

ロールプレイングのゲームと一緒で、その道を進んだから、「出会えた仲間」っていうのがいますよね。

それが人生の醍醐味でもあります。

 

自分の貫く道を進めば、自ずと必然の出会いが待っているものです。

 

何のために命を使っているのか?

それをはっきりさせておくこと。

 

そうすると生き方がブレません。

 

何か困難が起きた時も、その「経験」はかけがえのないものに変わります。

そして、その道で出会う人は、あなたにとって、かけがえのない財産です。

 

 

松陰先生は、時代を超えて、大切なことを改めて教えてくれているような気がします。

人生って、僕たちが思っているよりもずっと短いです。

その中で、本当に大事にしたいことってそれほど多くはありません。

後悔しない生き方とは、自分にとって何が大事かを見極めること。

そして、その道を進むのだという覚悟を決めることだと感じます。

あなた自身の人生の道。

じっくり考えてみてくださいね^^

 

もしも、それがわからない時、迷いがある時、

そんな時は、ゆくりはねっと を頼ってください。

松葉の出来る限り、あなたの生き方、人生をサポートさせていただきます。

そのための、心のホットラインなのですから^^

あなたの才能をみつけるヒントもアドバイスします。
【才能アドバイザー】

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【カウンセラー:松葉謙】

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ちなみに、分かりやすく、楽しく吉田松陰の事を学べる本として、ひすいこたろうさんの本
『名言セラピー 幕末スペシャル』も、お勧めです^^

名言セラピー幕末スペシャル The Revolution!
名言セラピー幕末スペシャル The Revolution! ひすいこたろう ディスカヴァー・トゥエンティワン 2010-12-11
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日本史が苦手な人も、めちゃくちゃおもしろく読める本です^^

歴史に興味のない人も、彼の生き方から学ぶことは多いので、

こちらも、1度読んでみてはいかがでしょうか?

 

最後に松陰先生の言葉を紹介して、この記事を終わりにしますね。

 

自分の心がそうせよと叫ぶなら、ひるむことなく、すぐに従うべきだと思います。by 吉田松陰

あなたはどんな命の使い方をしますか?

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)
覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books) 池田貴将 サンクチュアリ出版 2013-05-25
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今日も読んでいただいて、ありがとうございました^^