2016年5月27日、オバマ大統領が広島を初めて訪問しました。本当にわずかな滞在時間でしたが、歴史的にも意味のある1歩だったと思います。
yahooニュースより:
<オバマ大統領広島訪問 およそ17分に及ぶ、歴史的なスピーチ>
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160528-00000987-fnn-int
<yahooニュースより:写真:原爆の惨劇忘れない>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160527-00000056-jijp-pol.view-000
日本は戦後、70年を過ぎ、
実際に戦争を体験している人たちも、少なくなってきています。
おじいさん、おばあさんから直接話を聞ける機会も、もうあと僅かな時間ともいえます。
だからこそ、今、生の声を聞ける人から、直接聞いておく必要があります。
そして、それを伝える義務が、今の私達にはあります。
今回のニュースを受けて、
私自信も、今年97歳になる祖母に、
体験者としての戦争の話をもう1度じっくり聴いてみたいと思い、話を訊きました。
話を聞いていると、本当にすごい時代だなと感じます。
訊くことができて本当に良かったです。
その悲しさや、命の尊さを忘れることなく、
伝えていくことが、私たち若者のこれからの使命なのだと思います。
誰もが、戦争のない世界を望んでいるのに、
戦争が起きてしまう。そして、今もまだ戦争は終わっていません。
戦争は、国と国どうしの大きな問題ではあるけれど、
原因を辿れば、すべては人の感情から起こっているものです。
私たちの、日常の人間関係の問題と根底は同じだと思います。
人から、攻撃されたら、怒りがこみ上げてくるから、やり返す。
傷つけられた分を、傷つける。
「自分がやられたのだから、自分は悪くない。」
「先にやってきたのはあいつだろう」
私たちもつい日常でやってしまう、この繰り返しの延長上にあるのが、戦争なのです。
また、いつ攻撃されるかわからない怖れをベースに今の「核を保有している現状」があります。
しかし、少しずつ少しずつ、世界が良い方向に変わろうとしています。
本当にゆっくりとした前進ですが、それでも、今回のオバマ大統領の広島訪問は歴史的に意味のある1歩だったと思います。
核についていえば、破壊の兵器を作れば、実験したくなるのが人間の欲なのです。
どんな理屈をこねても、破壊の物質から、プラスのものなど何も生まれないのです。
<原爆の開発に関わったアメリカの科学者のおばあさんの話>↓
使ってはいけないものは作ってはいけないのです。
作ったら、使いたくなるのが人間だから。
これは、銃とかも同じだと思います。
核については、原子力発電所の問題もありますが、
基本的に、破壊のために生み出されているものを、
平和のために利用するのはどこかで限界があるように思います。
それは、使用済みの核の廃棄問題など、必ずマイナスが伴って入るところからも容易に想像がつきます。
もっと安全で、誰もが無限に使えるフリーエネルギーというのは実はとっくに見つかっています。
例えばテスラの発見したフリーエネルギーなど。
100年以上も前にすでに開発されているんですよね。
でも、それを使うのを良しとしない人がいる。
それは、私欲からきているもので、お金が絡んでいる。
無料でエネルギーが届けられるようになったら、
エネルギーでお金を儲けていた人が困りますからね。
今もなお効率の悪い原子力発電を使用しているのが、今の世界の現状です。
戦争とは、先ほどの「やられたらやりかえす」復讐の原理と、
そしてもう1つの根本的側面として、
「エネルギーの奪い合い」から起こっているともいえます。
もうそれが、間違っていることに今の私たちは気づいています。
過去のゆがんでいる部分は、これからの私たちが変えていかないといけないし、
過去の反省から学ぶことが、歴史を学ぶ我々の義務であると思います。
平和について誰しもが考えているはずだから、
きっと良い方向にこれから世界が変わっていくと思います。
そのためには、一人一人の人との関わり方も私たちは考えていかないといけません。
私は、カウンセラーという職柄、人間関係の問題や悩みを日頃からお聞きしていますが、根本は戦争の問題となんら変わらないと感じています。
「やられたら、やりかえす」は日頃の人間関係においても同じです。
相手から嫌な態度をとられたり、不当な攻撃を受けたら、
やり返したり、復讐したくなる気持ちはわかります。
しかし、そうすれば、
やり返された相手は、
またあなたを恨むという負のスパイラルが繰り返されます。
キリがないのです。
そして、自分が与えたものは必ず自分に返ってきます。
怒りをぶつければ、怒りが返ってくるのです。
以前、インドを放浪していた時、インドのマザーテレサの施設のシスターが話していた、愛についての話を、時々思い出します。
人間の愛には2種類あるというお話。
1つは、好きな人に向ける愛。
これは、好きな人なのだから、誰にでもできる愛なのだと。
そして、もう1つは、嫌いな人に向ける愛。
自分が嫌な態度をとられても、恨まず、それでもその人の幸せを願うこと。
ただただ、与えるだけの愛。
こちらの方がもう1段階、レベルの高い愛なのだという。
全く見返りを求めない無償の愛というのは、
なかなか誰にでもできることではありません。
自分を攻撃された人に、愛を向けられるか?
これは、本当にとても難しいことですよね。
価値観の違い、思い込み、
私たちは普段様々なことで、人と衝突します。
でも、ほんの少しでも相手に愛を向けること。
この気持ちが本当に大事なのです。
正しいか間違っているかは別にして、必ず相手にも、
その人なりの正当な理由があります。
多くの問題はコミュニケーションできていない所から起こります。
その背景も理解しようとすること。
相手にほんの少しでも、愛を向けること。
ここに、すべての人間関係の改善や戦争を終わらせる1つのヒントがあるように思えてなりません。
地球を愛の星にすること。
これからの、世界が平和となるよう、
私たちのできる1歩から、実践していきたいですね^^
<カウンセラー: 松葉 謙>
児童養護施設で児童指導員として勤務。退職後、インドに一人放浪の旅へ。
マザーテレサの施設「死を待つ人の家」で自分の残りの命の使い方を考えさせられる。
帰国後、2010年、昼間はNPOの小さな学校で教師として不登校・高校中退、高卒認定のサポートに携わる。
同時に、夜間の悩み電話相談サービス 【心のホットライン ゆくりはねっと】を開設。
立ち上げから3年で1000人以上の心の悩み相談を聴く。
また、全国でも珍しい「才能アドバイザー」を名のり、
これまで多くの人の、転職相談や、才能についてのアドバイスを行う。
2016年 教師を退職。カウンセラーとして本格的に独立する。
夢は、「生きる力を学べる寺子屋」を創ること。
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今日も読んでいただいてありがとうございました。