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「魂」という霊的な内容になったので、先に断っておきますが、
あまりに、霊的なことに過信しすぎるのもよくないと思っています。

何事もバランスが大事で、「現実を生きている」ということが、
私達の目の前にあることですから、
そちらに思いを込めて生きていくべきであり、
あまりにも、この霊的なことばかりを中心に生活など偏りすぎることは、
よくないと思います。

あくまでも、「今」この瞬間、
目の前の現実社会を生きていくことが大事だと思います。
その中で「何のために生まれてきたか」を考えておく視点は、
自分の人生を悔いなく生きるための、
一つのきっかけになるとも思いますので、
両方のバランスを大事にしていくことが求められると思います。

それでは、前回の続きのお話です^^

私達一人ひとりは、それぞれ、
今世での人生で達成したい課題を持って生まれてきます。
それは、自分の魂の成長したい部分でもあります。

これらは、生まれる前に自分で計画してきます
どんな親を選ぶのか、どんな地域に生まれてくるのか、
どんな時代に生まれてくるのか、
どんな容姿を選んでくるのか、それらすべて自分で計画するのです。
自分の課題を達成させるのにベストな選択をします。
そこから自分にとって必要な学びがあるからです。

例えば、家族との関係や、
縁が薄い環境に生まれたという人の場合、
「自分は捨てられた」という思いや、
「何で自分は生まれてきたのだろう」と悩むこともあると思います。
これまで本当に辛い経験もされてきたと思います。

それでも、色々な周りの人のサポートや、
愛情がこれまでにあったこと。
だからこそ自分は今生きているということ。
そこに気づける感性を学ぶという課題があるのかもしれません。

また、親から虐待されてきた人であれば、
親は、自分とつながるためには、
それ以外の方法を知らなかったのだと気づくかもしれません。

このように、親や家族も、失敗もするし、
未熟な1人の人間であるということ。
そこに気づいて、1人の人間としてつきあっていく
という学びがあるのかもしれません。

そこにどういう事情があったのか?
自分と同じように、さまざまなことに悩み、苦悩し生きてきたのか?
そういったことを考え、想像し、
色々なことがみえてくることもあると思います。

 

そこに悩み、考えるということは、とてもつらく、
一見して自分の人生をマイナスのように
とらえてしまいがちですが、

そこに必ずプラスがあるということを
どうか知っていただきたいなと思います。
物事には必ず両面があるのです。

この例だけではなく、つらい経験をしてきた人ほど、
相手のつらさがわかる、思いやりを持てる人でもあるのです。

だからこそ、周りの小さな愛にも気づくことができるようにもなるし、
そんな人はきっと人から必要とされる人になるでしょう。
だから、経験や体験から「気づく」ということは、
とてもかけがえのない財産なのです。

 

今度は視点を変えて、容姿についても考えてみます。

自分の顔が嫌という人もいますが、
あえてその容姿を選ぶことで、今世で学びたいことがあるのです。

例えば見た目などにはこだわらず、
本当に心で愛し合える人とめぐり合うためなど。
また、自分ではここは嫌いと思っていても、
その部分があるからこそ好きといってくれる人もいます。

人は自分にないものを求めますので。
その人と出会うために、
その容姿を選んできているということもあるでしょう。

これはすべての人にいえることです。
身体とは魂の入れ物です。
この世という場所に旅行に来た魂の乗り物なのです。

魂が運転手、身体は車みたいなものですね^^

もちろん長く乗っていれば、
車が故障するのと同じように、身体もメンテナンスが必要です。
車は廃車になっても、運転者(魂)は死ぬことはありません。

生まれる前に計画したことについては、私達は忘れています。
もちろん前世の記憶も忘れています。

それにはきちんとした理由があります。
なぜなら、今までの前世の記憶や、今世での記憶を覚えていたら、
「感動」がまったく起こりません。
それでは魂が全然成長しないのです。
例えば、1度見た映画は感動が薄れるのと一緒で、
「ああこれは前世で見た見た」みたいな感覚だったら、
すごく不都合がありますよね 笑

たまにデジャブというものを見ることがある人も
いると思いますが、
あれは、生まれてくる前に自分が計画してきた
観光ガイドをみているのです。

人生を生きていく中で、さまざまな経験や出来事を通して、
それらの課題はなんとなく自分の中でみえてきます。
無意識に選択していることもあります。
生まれつき病気がある。なぜだか分からないけれど、
この仕事に縁を感じる。
この人に惹かれるといったことは、
そうした、自分自身の生まれてきた理由につながっているのです。
すべては、そこから学びたいという、魂の向上心からきているようです。

何のために生まれてきたのか?(1)

バケツの水と輪廻転生

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