<ミッション・理念~この事業を始めたきっかけ~>

私が、この「お話相手サービス」を始めようと思った経緯について、少し長くなりますが、書かせていただきます。

これまでの自分の人生の中で影響を受けた出来事や、出会ってきた人の影響がとても大きいと思います。さまざまな縁があって、今、この「お話し相手サービス」をしているのだということを改めて実感しています。

私がこの仕事をはじめたきっかけ、一言でいうと、それは自分の「死」について考えたからです。それは、自殺をするとか、今、死に関わる病にかかっているとかそういうことではなく、自分が死ぬまでにやっておきたいことを28歳の時に1度真剣に考えたんです。

それは、「自分の残りの命をどういう風に使うか」ということでした。

その答えが、この電話相談員の仕事でした。人間誰でも100余年の限りある命です。必ず自分にも死があるからこそ、本当に自分が意味を見出せるものを、今この瞬間やっておきたかったというのが正直な思いです。

そこで、改めて考えさせられたことは、私のこれまでの人生は、「周りの人の助けの中で生きてこれた人生だったということです。それは、これまでがそうだったように、これからも変わることはないと思います。

中学の時、友達の死をきっかけに、子どもながら、人はなぜ生きているのかということや、自分の人生をどう生きたらよいのかをすごく考えるようになりました。これまでの経験の中で、そのことを深く考えさせられる経験がいくつかあります。

①病気から学んだこと

これまでの、自分の人生の中での大きな出来事として、一つは病気とのつきあいがあります。私は、生まれつきの持病があり、大学に通うまでは、この病気にとても苦労しました。現在では完治していますが、当時は、治療する側の医師も間違った方法で治療しており、その副作用で悪化し、とてもつらい思いをしました。

病気そのもののつらさもありましたが、この病気の子は周りにはおらず「人から理解してもらえない」という苦しみがありました。そこに悪意はないのですが、ただ、人間というのは自分が味わったことのないことに関してはものすごく冷たいのです。人と同じものが食べれない苦しみや、人と同じように生活できない苦しみ、この苦しみをなかなか周りに理解してもらうことができないという苦しみは本当につらく、「なんで自分だけがこんなめに」と当時はよく思ったりしていました。

私は、この時、この病気を通して、人には生まれつき決まっていて自分の力ではどうしようもないことがあるということ。これが私が病気から学んだ1つ目の教訓でした。

しかし、困難というのは、マイナス面ばかりでなく、そこに多くの気づきがあり、プラスの面があることも同時に知りました。あたりまえのように健康であることが、どれだけ幸せなことかという気づき、体によい食べ物、悪い食べ物は何なのか、健康について多くのことを知ることができました。

現在では、自分で治し方も勉強し、ほぼ完治するまでになりました。自分の努力次第で、困難は乗り越えられるということ。これが、私が病気から学んだ2つ目の教訓でした。

生まれつき、決められていることや、努力ではどうしようもないことがこの世にはあること。一方で自分の努力で乗り越えられることも確かにあるということ。この一見して全く逆の結論が私が病気から学んだことでした。

この経験は自分にとって、苦しいものだったのですが、そこで学んだことは、困難や苦しみというのは、自らの成長のために、その人に必要なことしか起こらないということ、そこから何に気づき、何を学ぶかが大切なのではないかということです。

だからこそ困難というものは、乗り越えられないものではないと確信しています。どんな困難もマイナスだけではなく、必ずプラスを含んでいること、この「苦しいことから学んだ気づき」がきっと自分を成長させてくれる大事な要素なのではないかと思います。

そして扱い方を知ればそれは武器にもなること。だからこそ、どんなことからも喜びをみつけていく生き方が大切なのだと思いました。