ホリエモン(堀江貴文さん)と餃子屋さんのトラブルから学ぶ人間関係で大事なこと

ホリエモンこと堀江貴文さんと餃子屋さんのトラブルがニュースになっていますね。

<yahooニュース>

堀江貴文氏とトラブルの餃子店休業

このニュースを見た時、個人的にはこの問題は、人間関係関係がこじれる、
よくあるパターンと言いますか、

全ての人に当てはまるとても大事な問題だなと感じました。

トラブルの本当の事実については、もちろん当人にしか分からない部分もあると思いますし、
その時の表現の仕方、ニュアンス色々な要素があるし複雑だと思います。

単にニュースの記事を見た自分が、あれこれと「これが正しい」と言うつもりはありません。

それよりも、この出来事から、僕たちも色々と学ぶことがあるなと感じたので、
それについて思うことを書かせていただきます。

これまでカウンセラーとして本当に多くの人間関係のお悩みをお聞きしていきましたが、

今回の堀江さんと、餃子屋さんのトラブルは、実は人間関係がこじれるよくあるパターンだと感じています

 

世間では、堀江さんを支持する声、餃子屋さんを支持する声、

色々と飛びかっていますね。

・店の張り紙に書いてあるのだから、そのルールに従うのが当たり前
・質問したかっただけなのに、クレームのような扱いを受け付けられてしまったのは可愛そう

この記事を読んでくださっている読者さんは、どう感じますか?

ご感想やご意見などあれば、コメント欄に書いてくださいね。

これを考えることって本当に大事なことだと思うんです。
なぜなら、これは全ての人に共通する人間関係がこじれる、よくあるパターンだから。

こう言ったニュースの出来事は、
自分に置き換えて考える視点がとても大事ですので、ぜひ一緒に考えてみてくださいね。

 

この話を見ていくと、これはどちらにも言い分があると思います。お互い相手に対して、「そこはおかしいでしょ」と思うことがあると思います。

 

価値観というのは人それぞれ違います。

みんなが大事にしたいことも違うし、何か1つのことをとっても解釈が人によって変わります。

 

それは、何故かというと、一人一人が自分のフィルターで物事を見ているからなのです。

こういったトラブルになる時というのは、どちらが一方的に悪いというのではなく、
必ずどちらにも言い分があるのです。

今回のトラブルの例で言うと、

まず、

・店に「マスク着用でないと入店はお断り」の張り紙が貼ってあった。

・堀江さんはマスクはしていたが、付き添いの方はマスクをしていなかった。

・堀江さんは、ルールがどの程度の厳しさなのか店員さんに聞きたかった(聞いた)

・店側は、張り紙にも貼ってあるように、ルールを説明。マスクをつけてもらうことがここでのルールということを伝えた。

・話が噛み合わない

       ↓

・店長さん登場。店長さんから、堀江さんへ入店お断りを伝える。

・堀江さん怒り、不満をfacebookへ

・堀江さんのfacebookを見た人が店へ嫌がらせ
       ↓

・お店側もfacebookの内容が事実と若干違うところ、店へ嫌がらせがきていることに対して怒り

       ↓

・お互い平行線

流れとしてはこのような状況でしょうか・・・。

堀江さんも、マスクをつけることには理解をしめしていますし、おそらくきちんと説明をしてもらっていれば、
それで納得できていたでしょう。

お店側からしたら、マスクをつけてもらえないと他のお客さんもいるわけですし、
万が一コロナ感染があった場合、大変なことになります。ルールに従えないなら入店しないでくださいと伝えます。

 

その後、堀江さんが自分の主張をfacebookに流したことで、そのfacebookを見た人が、
お店側にクレームやいたずら電話などをし、

堀江さんのfacebookに、店側も真実をねじ曲げていると激怒。

社会的に影響力ある人が、自分に都合のいいように解釈して広げるなんてどういうことだと。

この堀江さんがしたfacebookの内容にも色々議論が飛んでいます。

 

この問題でとても大事なことは何かというと、
「物事を自分のフィルター」でそれぞれが見てしまっているということかなと感じます。

僕たちはどうしても自分のフィルターで物事をジャッジしやすいです。

「こういうことをしてきたから、この人はこういう人なんだ」とか。

今回の問題でも、お互いにジャッジが入っていたはずです。

お互いに言い分があります。

お店側が休業するなど、損害も出ていますので、裁判になったりする可能性もありますが、

 

あくまで、僕個人の思いとしては、本当は、そこまでいくまでに、お互いもう少しコミュニケーションができていれば、
ここまでこじれることはなかったと感じます。

しかし、これは誰でもよくあると思うのですが、
腹が立っている時というのは、冷静でいられないですからとても話ができる状態じゃない場合があります。

そういう時に、怒りの感情のまま行動してしまうと(今回の場合はfacebookでしたが)
さらに誤解を生んだり、マイナスのスパイラルになる場合があります。

ですので、まずは冷静になることと、俯瞰的に物事を見る視野が必要となってきます。

この問題の解決法は、

「お互いが相手の立場に立って物事を考えられるか」

ではないかなと感じました。

お互いが相手の立場に立つ視点があると、

それぞれの背景にあるものや、事情や心情などもわかってきます。

これは人間関係の問題が起きた時に、とても大事なことだと感じます。

今回の場合は、堀江さんはお店側の視点を、
お店側は堀江さんの視点を持って考えて行動する必要があったと感じます。

ポイントはやはり、堀江さんがマスクの着用ルールがどれくらい厳しいか質問したシーンですね。
そして店長さんが出てきてからのやりとり。

ここで最初のすれ違いというか意見の食い違いが出てきますが、
ここで話が噛み合わない時、相手の立場に立ってお互いが考えれるかが鍵(キー)になってくると思います。

どうしても話が噛み合わずぶつかる時は「もういい!!」って問題を強制終了してしまいやすいんですよね。

もう少しお店側としては、ここで堀江さんのお話に耳を傾けて聞いてあげてもよかったかもしれません。
(もちろんその時の状況もあると思うので難しかったとは思うのですが・・)

そして、堀江さんも、やはりSNSで怒りをぶつけてしまったというのは
よくなかったと思います。

あれだけ有名で影響力のある人ですからね。

要らぬ誤解も受けてしまいます。

また、怒りで返せば、必ず怒りが返ってきてしまいます。

そして、堀江さんのfacebookを見て、店に嫌がらせをした人。
これは絶対にやってはいけない行為ですが、

ただ、おそらくこの人も、同じく自分のフィルターでこの出来事をジャッジしての行動だと思います。
(この人は店側の対応がおかしいとジャッジして行動している)

全ての人が自分の正しさで動いているわけですね。

「自分は悪くない、相手がおかしい」の視点は、
結構、僕たちがやってしまいやすい行動です。

何かトラブルや物事が起きる時というのは、自分の正しさやフィルターを少し置いておいて、
その行動をすると相手はどう感じるか?
相手の背景にはどう言ったものがあるか?

広い視野でその出来事を見る必要があります。

これが、実は結構難しいのです。

こういった問題や喧嘩は子どもでしたら、日常茶飯事で起きていると思いますが、
実は大人でも起きていますし、自分に怒りがある時、この視点で視れるかどうかというのは意外と難しく、
結構ここで皆さんマイナスのスパイラルに陥っているんじゃないかなと思うんです。

このニュースは全然他人ごとではなく、僕たちの身近なところで
本当によく起きている問題だなと感じています。

僕自身も、同じような問題に遭遇したことは何度もありますし、
これまで、教員をやっていたり、カウンセラーをしている中で、

この手のトラブルは数え切れないくらい見てきました。

だからこそ、一方的に自分のフィルターで物事を見ていないか
自分自身で、その都度、その出来事を見ていく必要があります。

相手はなぜ怒っているのか?
なぜこの人は質問してきたのか?

こういう視点で俯瞰的に視ていく練習が必要だなと感じます。

世の中、白か黒かではっきりしていれば分かりやすいんですが、
そうじゃないことも多いですよね。

だいたい悩ませる問題はグレーで判断が難しい問題も人生にはたくさん起こってきます。

それに、人間関係の問題って複雑で、全てケースバイケースで見ていかないといけません。

本当に難しいですよね^^

でも、こういう問題が起こったときこそ、僕たちの視野を広げる成長のチャンスでもあります。

関係が悪化しても、また仲直りだってできるんです。

怖れず1つ1つの経験を大事に、学んでいきたいですね。

堀江さんと餃子屋さんの今回の件も、お互い理解しあって良い形で和解できることを心から願っています^^