大切な人との死別の辛さを克服する方法

最近大切な人の死や大切な人との別れを経験し、どうしようもなく寂しいというご相談を受けます。

僕自身も、大切な人を亡くしていますのでその辛さは痛いほどよく分かります。

人生で最も辛いことの1つが、自分にとって大切な人との死別ではないかと思います。

普段、カウンセリングをさせていただく中で、大切な人を亡くされた方のお話を聴かせていただいて感じたことは、

生きる中で、どれだけ自分に向けられている愛情に気づけるか。

そして、自分がどれだけ誰かに思いを込められたか。それが、とても大事なような気がします。

 

今日お伝えすることは、大切な人との別れを経験し、悲しみや絶望していらっしゃる方に知っておいてほしいことです。
とても、大切なことなので、この記事と出会ったのも何かのご縁と思い、最後まで読んでいただけたら幸いです。

哲学者のパスカルの言葉にこんな言葉があります。

「あと1週間の命となった時にしなければいけないことこそが、80年ないし100年の人生すべてを懸けなければならないことであり、人生の目的だ」と。

自分がもしも、一週間の命になったとしたら、たぶん、今までお世話になった人に「今まで自分に関わってくれてありがとう。楽しかったよ」ということを伝えにまわるだろうなと。なんとなくそう感じます。

そして、できる限り、人に何かを与えたいと。何かを残すことで、自分が生きた証がほしいのかもしれません。モノではなく心の部分で。

人は失ってその大切さに改めて気づくものですが、

どれだけ小さなものでも、自分に向けられている愛情や、これまで向けられてきた愛情に気づく感性と、生きているうちに自分がどれだけ周りの誰かに思いを込めることができるか。それが、後悔のない生き方ではないかなと思います。

「もう、大切な人はこの世にはいない、もう会えない」

そう思っているととても苦しいですよね。

でも、本当はそうではないのです。

次元が変わるだけで(肉体を脱ぐだけで)、大切な人の魂(本質の意識)は変わらず存在しています。

そして、ここがとても大切なことですが、
大切な人から受け取った愛情というのは、その人の中でずっと生き続けます。そして、できることなら受け取った愛情を他の誰かにも渡すこと。そうやって愛情をつないでいくこと。それが、亡くなった大切な人にできるとても大事なことなのではないかと思います。

また、どうしても寂しいときは亡くなった大切な人にむけて手紙を書くという方法もあります。人の思いや念というのは、私達が思っている以上に力があるようです。大切な人に、思いを込めて手紙を書くこと。亡くなった人がその手紙を読むわけではありませんが、書いているその瞬間の、亡くなられた方への自分の思いや、念というのは確実にその瞬間にその人に届いています。

思いというのは、その周波数を発振していることになります。目には見えないですが、ちゃんと届きます。

だから、しっかり気持ちを込めて書いてみてください。

そして大切な人との思いでは、あなたが受け取っている愛情そのものです。どうかその愛情を大切にしてくださいね。

そして大切な人が生きているのなら、後悔のないように、「今」に思いを込めてくださいね。どれだけ時間がなくても、できることはきっとあるはずだから。気持ちをちゃんと伝えてくださいね。

大切なのは時間ではなく、気持ちをどれだけ込められたか、その量なのです。

後悔のないよう、今をしっかり。

こんな動画を見つけました。
大切な人との死別で辛い時はこの動画を見てみて下さい。

「前を向いてしっかり歩け」

これがすべてなのかもしれないですね。

ここで、とても大事なお話をお伝えしますね。

愛する人を亡くされたとしても、愛し合うもの同士はまた必ず会うことができます。

これは単なる慰めの言葉ではなく「事実」です。

「自分を置いて行かないで、一人にしないで」と思うことがあるかもしれませんが、
再開の時は必ず用意されています。

それは、いつか?

それは、自分自身が自分の人生を全うし、寿命を迎える時です。

あの世というのはエネルギーや想念の世界であり、そちらが本質の世界でもあります。

僕たちの魂というのは、1度きりではなく、肉体が滅びても何度も繰り返しています。
(これは宗教的なお話ではなく、極めて物理的なお話です)

山下達郎さん作曲の「リボーン」という曲があります。こちらは門脇麦さんバージョン。

歌詞にこんな一部があります。

あなたはいつだって わたしのそばにいる 目に見えぬ力で 心を奮わせる いつかまた きっとまた めぐり会う時まで 少しだけのさよなら

だから、大切な人はあちら側からちゃんとこちらのことを見ていてくれますし、
自分が寿命を全うし、魂になった時に、ちゃんと再開できるようになっているんです。

魂はエネルギーですから分割もできるんです。
たとえ、亡くなられた方が、輪廻の道に入っていたとしても必ず会えます。

でも、このことを知らないと、「自分を一人にしないで、早く帰ってきて」と嘆き悲しんでしまいますよね。
そうすると、その想いがエネルギーとなって、亡くなられた人を捕まえてしまい、
なかなかあちらの世界に還ることができなくなってしまうんですね。

だから、悲しくても「引き止めない」ことが大事です。

そして、もう1つ大事なこと。

それは自ら命を絶つことで、後を追うようにしてしまうこと。つまり「自殺」ですね。

これは、愛する人に会えるどころか、とても永い永い時間愛する人と会えなくなってしまいます。

多くの人が知らない事実ですが、自殺にはペナルティがあるんです。(自分で作った想念の世界に、自分で気づくまで閉じこもってしまいます)

これは、ちょうど夢を見ている感覚に近いです。

夢を見ている時は、意識の世界ですので、それが夢とは気づかないですよね。現実のように感じるはずです。

そういった自分の想念の世界に閉じこもってしまうわけです。

自ら命を絶つという風に元々プログラミングして生まれてきていないのに、
自らリセットボタンを押すわけですから、本来の行き先が変わってしまうわけですね。

だから逆に会えなくなってしまうので、このことはよく覚えておいてくださいね。

とても大事なことです。

 

今回の記事について、再度加筆した記事を書きました。

大切ななことをこの記事に込めたつもりです。よろしければ、こちらもご覧ください^^

<参考記事1>

大切な人の死と、これから自分にできることとは(受け取った愛情を返すという生き方)

その人にしてあげたかったことを、今自分の目の前の人や、周りの人に同じようにしてあげること。

あの世から見ていても、私の自慢の人って言ってもらえるような生き方をすることについて書かせていただきました。

 

<参考記事2>

大好きな祖母が亡くなりました、その時の不思議な体験と人生で1番大切なこと(大切な人との死別の乗り越え方)

僕も大好きだった祖母が亡くなりました。その時の気づきを書かせていただきました。
実際に経験したからこそ分かる僕自身の「死別の乗り越え方」の気づきの集大成となる記事です。

 

<参考記事3>

【死別の寂しさを癒やす】亡くなった方へ思いを届ける方法(思いは次元を超える)

この記事では、再度、亡くなった方へ思いを届ける方法と、次元の仕組みについて書かせていただきました。

ぜひ、実践してみてください。

 

最後に、こんな曲がありました。

大切な人との曲に。

『おなじ話』ハンバート ハンバート

寂しくて切ないけど、温かい歌だと思います。

「そばにいるよ。」

この歌でも言っているように、大切な人は、亡くなってもずっと側であなたを見守ってくれています。
だから寂しいけど、寂しくないんです。

今は辛いけれど、自分の人生を精一杯生きてくださいね。それが大切な人の願いでもあると思います。

 

 

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<カウンセラー:松葉謙(まつば けん)>

1981年、三重県 いなべ市生まれ。
児童養護施設で児童指導員として勤務。
退職後、インドに一人放浪の旅へ。
マザーテレサの施設「死を待つ人の家」で自分の残りの命の使い方を考えさせられる。

帰国後2010年、昼間はNPOの小さな学校で
6年間教師として不登校・高校中退、高卒認定のサポートに関わる。

同時に、夜間悩み電話相談サービス
<心のホットラインゆくりはねっと>を開設。
立ち上げから6年で2,000人以上の心の悩み相談を聴く。

また、全国でも珍しい「才能アドバイザー」を名のり、これまで多くの人の、転職相談や、才能についてのアドバイスを行う。
人間関係の心の悩みや、親子関係、トラウマの治療も専門としており、薬を使わない根本治療を行っている。

2016年 教師を退職。カウンセラー、ヒーラーとして本格的に独立する。

2019年から、学校に代わる新しい教育の場、生きる力を育む寺子屋(フリースクール)「寺子屋 松葉塾」をスタート。

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