完璧主義を治したい方や、完璧主義の原因を知りたい方、ゼロヒャク思考を辞めたい方、仕事で完璧主義が出て苦しい方、完璧主義で鬱になっている方に向けて、その対策、治療法をこの記事ではお伝えしていきます^^
完璧主義とは?
完璧主義の人を簡単に説明すると、こんな特徴があります。
◯「さまざまな物事に関して、完璧を求める」
◯「過度な目標設定を作る」
◯「自分自身に厳しい評価をくだす」
◯「他人からの評価が常に気になる」
という特徴を持つ人、もしくはそのような精神状態のことを指します。
カウンセリングをさせていただいていると、意外と完璧主義から、その悩みが生まれてきている事例がけっこうあるんですね。
ご自身が、完璧主義を自分で自覚してるかどうか別ですが、
そのお悩みを紐解いていくと、完璧主義が、そのお悩みの根底に関わってきてる場合があります。
もしかしたら、「自分その傾向あるかな」とか、完璧主義について「ちょっとなんとか直したいな」っていう方はちょっと今日のお話が参考になるんじゃないかなと思います。
まずは、完璧主義は決して悪いものではありません。まずはメリットから見ていきましょう。
完璧主義のメリット
完璧主義のメリットとしては、
◯仕事の質(クオリティ)が高い
品質へのこだわりが強い分、成果物も質が高いものができるので、相手の満足度も高くなることが多いです。
◯責任感が強い
完璧主義の人は責任感が強く、与えられた仕事や任務を真剣にこなします。その結果、周囲から信頼され、リーダーシップの発揮が期待されることがあります。人からの信頼感が得られるというのは、強い武器になると思います^^
◯高いモチベーション
完璧主義の人は、自らの理想や目標に向かって努力し続けれる人が多いです。常に高いモチベーションを保つことができるので、このモチベーションが成功への道を切り拓く原動力となっていきます。
◯細部への配慮と丁寧さ
完璧主義の人は細部にまで注意を払い、物事を丁寧に取り組むことができます。
そのため、最後まで手を抜かず、ミスやハプニングを最小限に抑えることができ、品質の向上につながっていきます。
ね、悪くないですよね^^
こんな形で良い形で発揮できていれば良いのですが、この完璧主義がマイナスに作用して苦しくなることもあります。
完璧主義のデメリット
◯承認欲求が強く、他人からの肯定や評価を常に求める。
他人にどう見られるか?相手の顔色をうかがい気にする傾向から、無理して頑張る傾向があります。
◯自意識過剰であり、自己評価に過度に気を配る。
こちらも人にどう見られるか?を気にすることで過度に気疲れしやすいです。
◯自分に厳しく否定的
できてる方よりも、自分の至らなさやマイナス面ばかりを見る傾向があります。
◯非常に頑固で柔軟性が欠如しており、自分の理想にこだわる。
こだわりの強さが、時として自分を苦しめることがあります。
◯責任感が強く、与えられた仕事に対して徹底的に取り組む。
責任感が強いのは良いことですが、頑張りすぎてしまい苦しくなることがあります。
◯周囲の人にも高い基準を求め、自身と同じレベルのパフォーマンスを期待する。
これにより、相手に厳しくなる傾向があります。自分にとっては普通でも相手にとってはかなりレベルの高い要求のこともあります。
◯理想が非常に高く、その達成に向けて徹底的に努力する。
これは良いことですが、過度に行き過ぎると自分自身が疲れます。
◯失敗を極端に恐れ、一度のミスでも自己嫌悪に陥ることがある。
失敗を恐れているということもありますね。だから完璧にしようとする。
◯細部にこだわり、大局を見失いやすい。
細部にエネルギーを使いすぎて、もっと大事な部分を見落としてしまうこともあります。なかなか完成しないとか^^;
◯時間や労力を過度に費やす傾向がある。完成が遅い。
これも、似ていますが、1つ1つを完璧に仕上げてくので、スピードが遅い。やらねば〜が多すぎて、疲れ切ってしまうことがあります。
完璧主義の人の共通点
質の高いものを作ることや、責任を持ってやること、細部にも配慮が行き届くなど、たくさんのメリットはあるのですが、バランスを崩すとこういったデメリットも多くあり、どこかで限界が来ます。自分自身が苦しくなってしまうんですね。
この辺りはバランス感覚だと思います。
社会で生きていくうえで、問題ない範囲であれば大丈夫なのですが、何か支障がある場合、
よくある事例としては、例えばお仕 事とか職場とか一生懸命やるんやけど燃え尽き てしまうとか、
例えば、無理して本来の自分 じゃない自分を出しすぎてしまっていて、苦しくなり支障が出てきてるパターンなどもあると思います。
ケースバイケースですが、
一言 で言ってしまうと
頑張りすぎてしまって、結局潰れてしまうというパターンに陥ってる人は、完璧主義の傾向がもしかし たらある可能性があります。
全てに共通することとしては、本当に頑張りすぎているということです。
これがキーワードだと思います。
常に本来の自分よりも高い所で無理して頑張ってる。それは無理してるわけですから絶対その無理がまた、どこかで反動として出てくるわけ ですね。
それが燃え尽きだったり、エネルギー切れだったりします。
「常に頑張り続けないといけない」そういうパターンなってる場合が結構多いんですよね。これは無理ゲーです^^;
完璧主義 の人って いうのはやっぱり完璧を求めるというか その目標が高いからそこを求めてしまうと、
そこをどうしても頑張らざるを得ないから、常に頑張ってる状態っていうのが続い てしまって苦しくなっちゃう。
そういうパターンが結構あるんですよね。
完璧主義の人は、自分を抑圧しやすい傾向があります。
不登校の子の中にもいる完璧主義の子
これまで僕自身、不登校の子と15年以上関わらしてもらってきましたが、不登校になってる子にも完璧主義の子が何割かいるんじゃないかなと感じています。
完璧主義が薄まってくると、幸福度は上がる
「〜こうあるべき」という義務感から開放されると、人生はかなり楽に生きれるようになります。
できてるものに目を向けたり、「まあ、いっか」くらいの適当さも取り入れてみると、だいぶ楽になります^^
この世のものっていうのは、0:100みたいに白黒つけれないことのほうが実は多いです。もっとグラデーションになっているんですね。
あとは、できてないとこにではなく、できてるもの、あるものに目を向けていくことも重要です。
完璧主義の原因は、幼少期に作られたインナーチャイルド?
完璧主義を治すには、まずは原因を知ることが大切です。全てのものごとには、原因と結果の関係があります。
「なぜ、そこまで頑張らないといけないのか?」というと、そこに大きなヒントがあります。
これは、心のとても深い部分、潜在意識に蓄積されている感情にも関係しています。これらを1つ1つ読み解いていく必要があります。
完璧主義は、元々の性格的な傾向も関係していると思いますが、多くの場合、個人的には、原因は幼少期に作られているインナーチャイルドや、固定観念が原因だと考えています。それは「自己愛」の部分と関係します。その奥にあるのは「怖れ」です。
親子関係、親の厳しさや、逆に過保護なども影響があったり、幼少期の時に自分が作り出した「思い込み」それらが関係していたりします。
「完璧主義の治し方」については、続きは、こちらの動画で詳しく解説していますので、もしご興味あれば、お時間ある時ご覧ください。
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